図書館で本探し!

第1回 検索のしくみとちょっとした工夫
第2回 検索できなかったときはバラバラ?に
第3回 一文字違いで別のもの
第4回 雑誌のバックナンバーをみたい
第5回 本はどこにおいてあるのか?
第6回 請求記号でテーマをつかむ 
第7回 大きさを手がかりに 
最終回 本を探す本

 図書館では日々調べごと、調べ方などの相談がたくさんあります。

 図書館では探し方に困ったときは気軽に相談ができる・・・とはいっても、やっぱり相談するのは勇気もいるもの。

 このページでは自分で探すためのポイントをちょっとだけ紹介しています。本探しの手助けになれば幸いです。

第1回 検索のしくみとちょっとした工夫

 本を探すコンピュータや、図書館ホームページの検索は、本の情報(書名、著者名、出版者、件名、ISBN番号、出版時期など)を探すように作られています。言いかえれば、それ以外の情報で探すためには工夫が必要というわけです。

 例えば、キャンプ場で作る料理のアイデアが載っている本を探したいときには、書名に使われていそうな言葉を入力して探すことが近道です。

 よい言葉が思いつかないときは、「キャンプ」「料理」など思いついた言葉で探し、見つかった書名などを手掛かりに新しい言葉を見つけてみましょう。

 今回の例では「アウトドア」という言葉が良く使われていることが分かります。 その言葉を使ってもう一度検索をしてると、「アウトドアクッキング」「アウトドア料理」というようなタイトルの本が多いことがわかります。1つでも本が見つかればしめたもの。本棚に行くと同じテーマの本が一緒に並んでいるはずです。

 アウトドア入門などの本には、多くの本で料理のことが掲載されています。手に取ったときには目次などをご覧ください。より希望の情報にめぐりあう機会が広がります。

2006年5月25日掲載

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第2回 検索できなかったときはバラバラ?に

「該当する資料情報はありませんでした。」という表示をみるとがっかりしますね。
図書館では、以前みたので図書館にその本があることは知っている。だけど、検索しても見つからない??という相談をいただくことが時々あります。 そんなときに図書館司書がよく使う、ちょっとした「検索のツボ」を紹介します。
※ホームページの検索を例に説明をしています。

■ 何かが違っているはず!

コンピュータは融通がきかず、書名や著者名などの一部分が違っているだけで、「ありませんでした」と答えてしまいます。例えば『三毛猫ホームズ仲間たち』という本を探すときに、「三毛猫ホームズなかまたち」というように、「」を「」にしてしまったり、一部の漢字をひらがなにすると探せないことがあります。

■ 単語に分解してもう一度探してみよう

このようなことを防ぐには、三毛猫 ホームズ なかま というように単語に分解してから探す方法が効果的です。
あまりありふれた単語1つだけだと、余分な結果が多くなるので、特徴的な単語があればそれを使いましょう。漢字かな?ひらがなかな?というときも、単語で探すときは、どちらでも探せることが多くなります。

探せないなあ…というときには、いちどお試しください。
 

■補足説明■

富士見市立図書館ホームページからの蔵書検索では、全部ひらがな(カタカナ)で入力すると、読み方の情報を探す仕組みになっています。一部でもひらがな(カタカナ)以外の文字があると、入力されたままの情報を用いて探します。

このような仕組みなので、もし「三毛猫ホームズなかまたち」と条件を入れた場合、入力された条件のまま情報を探しています。漢字とかな文字は別のものと判断され、この場合「見つかりません」となってしまいます。

このことは単語で探す場合も同じです。入力された単語が全部ひらがなだった場合は、読み方の情報を探しています。
なかま = 読み方が「なかま」(=漢字が仲間、中間、名嘉真でも関係なし)の情報が検索対象になります。

※入力条件や登録データの内容によって、意図したとおりの検索ができないこともあります。

2006年6月25日掲載

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第3回 一文字違いで別のもの

■ もしかしたら字が違う?

「渡辺(わたなべ)」だと思って調べたら、実は「渡部(わたなべ)」だったという事がありました。渡辺、渡邊、渡邉、のように新旧字体があったり、「わたなべしげお」「渡辺茂男」のように、同じ方でも作品によりひらがなの名前で発表していることもあります。

どんなコンピュータでも、「なべ」と「辺」と「邊」と「邉」のように字が違うものは別のものとして扱われています。そのため字の違いで探せたり・見つからなかったりします。この例の「辺」と「邊」と「邉」は富士見市立図書館のコンピュータシステム上で同じ文字と判断して検索がかかりますが、特にひらがなと漢字が混ざるときは注意が必要です。

■ 文字は違っても読みかたは一緒!

「わたなべ」も「渡辺」も「渡邊」も「渡邉」も、読みかたは一緒なので、「わたなべ」で探すのもよい方法です。(渡部は「わたべ」とも読むのでちょっと注意が必要)。ホームページでは、全部ひらがな、全部カタカナで入力すると読み方で検索できます

2006年7月25日掲載
2008年12月2日改訂

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第4回 雑誌のバックナンバーをみたい

図書館では、古い雑誌など市場では入手困難な雑誌も、数年〜永年保管をしています。

雑誌は、雑誌名から探すことができるほか、国立国会図書館ホームページでは、一部の雑誌について記事名まで索引化しているので、記事名からも探すこともできます。雑誌はその時代を色濃く映すメディアです。情報収集に雑誌を上手に使うと、図書とは違った発見があるかもしれません。図書館ではご相談の内容に応じ、雑誌掲載記事も含めた資料探索も行なっています。

富士見市立図書館では、過去2年分のバックナンバーを保管しています(週刊誌は半年)。『こどものとも』など児童向け雑誌は1990年代の資料から保管しているものもあります。これらバックナンバーも通常どおり借りることができます。

埼玉県立図書館では、さらに古いバックナンバーまで保有しているものがあります。当館所蔵以外の雑誌も多く保管されており、富士見市の図書館を窓口に利用することができます。貸出ができない雑誌も多いため、どのような利用ができるかは図書館にご相談下さい。

雑誌は発行後半年程度は利用される方が多いため、順番待ちの時間が思いのほか長くかかることもあります。余裕をもってご相談いただければ助かります。

富士見市立図書館 所蔵雑誌一覧
 雑誌名をクリックすると、所蔵巻号一覧が表示されます。雑誌名50音順。

埼玉県立図書館 蔵書検索画面
  検索画面は「埼玉県立図書館(中略)が所蔵する資料を検索できます。」をクリックすると表示されます。雑誌名は書名欄に入力します。雑誌だけ検索対象にするときは、資料区分を雑誌部分にチェックします

国立国会図書館 NDL-OPAC
 検索画面は「雑誌記事索引の検索/申込み」をクリックすると表示されます。採録誌一覧に掲載された雑誌が対象です。採録期間にもご注意ください。ある時期から採録対象になったものや、採録対象から外れたものなどもあります。

2006年8月25日掲載

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第5回 本はどこにおいてあるのか?

 図書館のホームページで読んでみたい本を見つけたので「明日は図書館にいってみよう!」というときに、本の名前だけをメモしていませんか?

 図書館には36万冊の本があり、1冊づつどこにおいてあるかが分かるように管理しています。画面の下のほうに出てくるのですが、図書館で本を手に取るときに書かせない情報なので、こちらも一緒にメモすることをおすすめします。

所蔵情報の表示例 この例では 所蔵館 中央図書館 保管場所 中央館書庫 種別 一般書 請求記号 きゅういちさん く ほか資料番号と貸出区分と貸出状態が表示されています

所蔵館 : どの図書館においてあるものか

排架区分 : その図書館の、どのエリアにあるか。書庫と表示された本は、本棚ではなく本の倉庫にあります。利用するときは職員にお声かけ下さい。

請求記号 : そのエリアの詳しい置き場所を示します。本のテーマもあらわしています。例えば900番台の数字なら、文学関連の本になります。 背表紙の下のほうについているラベルに書かれた記号です。

ご注意:ホームページに表示される情報は、表示された時点の情報のため、図書館に来るまでの間に貸出されてしまう本などもありますこと、ご了承ください。

2006年10月25日掲載
2008年12月2日改訂

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第6回 請求記号でテーマをつかむ

 「背表紙の下のほうについているラベル」に書かれた記号のことを請求記号といいます。

請求記号表示画像。B にいはちきゅうてんいち お 一番先頭の2があるので歴史地理伝記などの本であることがわかります

 本の詳しい置き場所を表す記号なのですが、一番先頭の数字を見ることで、おおよその本のテーマをつかむことができます。(上の例では「2」の部分)
もし6で始まれば産業や商業関連の本、4で始まれば算数や理科などの本になります。

 たとえば織田信長を題材にした小説を探すときには、請求記号の先頭の数字が9で始まるもの(913など)を探します。2で始まっていれば歴史や人物伝などの本になります。

0で始まる パソコン・インターネットなどの情報科学。読書術や本のこと。百科事典など。
1で始まる 哲学や心理学などこころについての本。宗教など。
2で始まる 歴史、地理、伝記など。
3で始まる 政治・法律・経済など社会についての本。教育の本。民間伝承などの本。
4で始まる 数学・物理など科学についての本。宇宙や地球の本。動物・植物など生き物の本。
5で始まる 建物、乗り物、電気、など工学や工業関連の本。食品や生活・家庭科についての本。
6で始まる 農林水産業についての本。お店や宣伝など商業の本。交通についての本。
7で始まる 絵画・書道・写真、音楽など芸術・美術の本。スポーツについての本。
8で始まる 言葉や作文など語学についての本。
9で始まる 詩・小説・エッセイなど文学についての本。

 これは富士見市独自のものではなく、日本十進分類法に基づくものです。多くの公共図書館では、この分類方法で本を整理しているので、他の図書館の本を探すときにもきっと役に立ちます。

 289の2以下の数字にも意味があります。興味がある方は図書館にある日本十進分類法の本や、yahooやGoogleなどで「日本十進分類表」と入力して検索してみてください。

 もし数字がなく、アカ、キイロのように表示されるものは絵本です。これは富士見市独自の仕分けになっています。絵本の探し方のページにそれぞれの色の意味を掲載していますので参考にして下さい。

2006年11月25日掲載
2008年12月2日改訂

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第7回 大きさを手がかりに

「文庫本サイズの本」「ノートぐらいの大きさ」「横長の絵本」というように、本探しの時に大きさをイメージしていることはありませんか?
図書館で本を探すときも、大きさを手がかりにすると見つけやすいことがあります。

大きさ説明のための検索詳細結果画像。書名、安全な空気を取り戻すために、71ページ21センチ

本の情報をみると、ページ数とサイズの情報があります。
ここに表示される サイズ 21cm は、本の高さをあらわしています。
71p はページ数です。ページ数をみると、本の厚さをイメージすることができます。

大きさ説明のための検索詳細結果画像。書名江戸時代史、778ページ15センチ
15cm は 文庫本サイズです。この本は778pなので、かなり厚みのある本です。

大きさ説明のための検索詳細結果画像。書名ぐりとぐら、27ページ19センチかける27センチ
おなじみの『ぐりとぐら』は 19×27cm(高さ×奥行き)なので横長の本ということがわかります。
絵本なのでページは少ないですね。

15pは文庫本、18pは新書サイズ、 21pはA5くらいの高さの本、26pはB5くらいの高さの本、28pはA4くらいの高さの本です。 本棚に行く時に参考にしてみてください。

2006年12月25日掲載
2008年12月2日改訂

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最終回 本を探す本

 インターネット全盛の時代、ついつい検索して見つからなければ「ない」ものと考えてしまいがち。
 目的の本や情報を見つけるために検索はとても便利ですが、万能ではありません。そんな時も「本を探す本」を見ると、意外とあっさり手がかりが見つかる事があります。

『BOOK PAGE(本の年鑑)』 日外アソシエーツ

 1年間に発行された新刊書をテーマ別にまとめたもの。最新2006年版約60,000冊の情報を収録し、背表紙の厚さは10センチくらい(2分冊分で)あります。
 この本の特徴は、あるジャンルの本を網羅的に探すことができる事。独自に1000を超えるテーマで本を分類しています。またほとんどの本には簡単な内容紹介もあります。 例えば、児童書は絵本・児童文学・児童書(文学以外の本)に分けられ、さらに児童文学の中は、短編集、低学年向け、SF、ノンフィクション、笑い話などにテーマ分けされています。あるテーマで発行された本を見つける時などに重宝します。こんな本も出ていたんだ(驚)という発見があるかもしれません!

『雑誌新聞総かたろぐ』 メディア・リサーチ・センター

 日本で発行されている雑誌と新聞を、テーマ別に調べることができる本です。
 この本の特徴は、あるジャンルごとにどんな雑誌が出ているかが網羅的に把握できる事。大学発行の紀要なども確認する事ができます。新聞は県別にまとめられているので、例えば「富山県の地方新聞にはどんなものがあるか」という事もわかります。
 正確な雑誌名を把握してから、その雑誌をもっている図書館を探す、という使い方もしています。

『作品名から引ける世界文学全集案内』 日外アソシエーツ

  作品名は覚えていても、それが短編作品の時などは意外と収録された本に出会うのに苦労することがありますが、このような本を使うと簡単に見つかることも少なくありません。収録された「本の名前」がわかれば、どこでもっているかを調べやすくなります。

 このほかにも図書館には「本を調べる本」がたくさんあります。これらはみな相応の調査をおこなってまとめられた信頼性の高い情報源です。インターネット全盛時代ですが、「本」も「インターネット」もハイブリッドに活用することが本探しのポイントです。

 図書館では、いつでも調べ方の案内を行っています。
 これからも探している本や情報に出会えない時は、遠慮なく図書館職員にお尋ね下さい。

2007年2月22日掲載

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